まえがき

　Linuxデバイスドライバについての説明をKindleFire搭載照度センサドライバを読み解きながら行っています。照度センサは明るさを測定可能なセンサであり、KindleFireであればディスプレイの明るさの自動調整等に使用されています。本サイトでは、ドライバの初期化処理から、アプリケーションがドライバのインターフェースを通して、照度センサにアクセスできるようになるまでの流れを示しながら、ドライバに関係する処理を説明しています。本サイトの対象読者は、C言語に対して最低限の知識はあるが、ハードウェアに対する理解がほぼ無い状態で、業務でLinuxデバイスドライバに携わる人、入社した当初の私のような方を想定しています。C言語については前提知識として扱いますのご了承下さい。業務で携わるので、会社で教われるだろうと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、教育が現場の人間まかせで上手くいってない会社もあります。私自身もそのような状況で、理解があまりできていない中、誤魔化しながら業務をこなしていました。ただ、ある簡単なドライバの動作を、深く説明する必要が発生し、熟読した結果、他のドライバにおいてもある程度分かるようになったことがありました。この経験から、任意のドライバ、今回であれば照度センサドライバを読み解きながら説明すれば、私のような状態になっている方の助けになるのでは無いかと思い、本サイトを作成いたしました。あなたに本サイトが役立つことを願っております。

免責

　尚、私はKindleFireの開発には関わらっておらず、照度センサドライバの開発自体にも携わったことはありません。その為、一部理解が誤った点を記載することあるかと思います。また、あえて正確ではないが混乱を避ける為に断言し、非正確にしている箇所もあります。これら、また他の本サイトの全ての情報による、一切の損害に対して何の責任も負いません。ご了承下さい。