ドライバとユーザーランド層のやり取り

はじめに

 Linuxは、ドライバやOSの本体が動作するカーネル層と、ライブラリ含めたアプリケーションが動作するユーザーランド層に分かれています。この2つの層は、MMU(Memory Management Unit)により、異なる仮想的なメモリ空間が割り当てらており、基本的にはユーザーランド層からドライバ含むカーネル層の関数を直接呼び出すことはできません。その為、前章で説明したファイル等を通してやり取りを行う必要があります。
 1 節では、前章で説明したファイルを通して、ユーザーランド層からドライバを制御する方法を説明します。2 節では、反対に、ドライバからユーザーランド層に情報を通知する仕組みである、Ueventについて説明します。3 節では、汎用的なLinuxにおけるUeventに関連する仕組みであるudevについて紹介します。

8.1 システムコールによるインターフェース呼び出し
8.2 Ueventによるドライバからユーザランド層への通知
8.3 udev(汎用的なLinuxにおけるUeventを扱う仕組み)

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